【人を輝かせる仕事】結婚式会場のお仕事内容とメリット&デメリット

2020/03/29

スッキリ

わたしが経験してきたお仕事のシリーズです。 

 今日は結婚式場での配膳のお仕事についてお話ししていこうと思います。

 結婚式場に行ったことがある人は多いかなと思います。覚えていなくても小さい頃やお友達や家族の結婚式など、意外と多くあるイベントの一つかなと思います。

そして、その機会というのは訪れることは何度かあっても新郎新婦にとっては、人生の中で一度きりの大切な行事、思い出になるのです。 


 わたしはそんな結婚式会場で主にお食事を運んだり、飲み物を作って提供したり、会場のセッティングをしたりと実はすごく裏の仕事ではあるけれど、この人たちがいなければ会はできないそんなお仕事、配膳のお仕事をしていました。

今日はそんな結婚式場での配膳のお仕事の内容や、やって大変だったこと、よかったことをまとめていこうと思います。 

 めちゃくちゃハード 

結論から先にお伝えしますと、仕事内容、体力勝負です。
そして、気持ちも強くないとやっていけません。

求人広告を見ていただければわかる通り時給が高めであることが多いと思います。特に直属のアルバイトの場合はそんなに高くないですが、派遣会社を通して会場に入ることがほとんどです。となると、様々な会場に行くこともあるんですね。 


 わたしの場合は派遣会社にまず登録をし、最寄駅などを配慮し場所を提案してもらいました。

この派遣先によってすごく良いところ、働きやすいところもあれば、お局さんのような方がいて仕切っていてうまく回るところ逆にその人のせいでギスギスしている現場も様々です。 


 ただ、基本的なことができてしまえばもうどこへ行っても怖くはありません。特に配膳を始めてるのは18歳前後くらい、学生の子たちも多くいるのでそういう現場に最初は入るといいかもしれません。

ある程度年齢がいってから現場に行くと年齢がいってる(全然若くっても)だけで、素人ではないだろうと判断されやすいので周りのあたりが辛くてやめて行かれる方がほとんどです。


なので、始めるタイミング、環境はとっても大きく作用します。 

 結婚式場サービスのお仕事内容 


仕事内容は、現場によって大きく変わります。わたしがいっていた現場の例を挙げますと、まずいってすぐ食事!のときもあれば、セッティングから始めることも多かったです。

休憩に関しては賄いがつく現場と実費で食堂で食べる現場もありました。

この仕事のいいところの一つでもあるのは何度か、休憩と言いますか、流れがあるのでメリハリがあります。

休憩時間は短くなってしまう時もありますが、そのぶんどこかで自分でうまく休み時間を作ることができたりします。 

 セッティング 

 そして、これはレストランのバイトなどでもあるかもしれませんが披露宴の会場のセットをします。

これは主に宴会時間の前に行うことが多いのですが会場によっては前日の夜の宴会が終わってから、次の日の昼間の宴会のセッティングをしてから帰る現場もあります。 

 やることはまずリーダーがテーブルの位置を決めます。そして決まったらそのテーブルにクロス(テーブルクロス)をサイズが合うものをかけます。

このクロスの色やサイズはその会場の新郎新婦が選んで決めている場合もあるのでその契約に従います。

多くのテーブルは大きいので2人一組で順番にクロスをかけていきます。 会場によって晩餐型縦長の長いテーブルか円卓に5人くらい〜多くて10人程の席です。


クロスがかけ終わると次は一番最初の化粧皿(料理によって変わりますがそのお皿は宴席が始めると下げます。をセットします。

これもリーダーが席次表(列席者の名前が書いてある表)を見ながら並べていきます。 シルバーセット お皿が決まったら、そこに内側のシルバーからセットします。

この後にしっかりセットして行くので、この時は大体のいちにおきます。お料理は外側のシルバーから順に使っていきますので、お肉(ビアンド)、お魚(ポワソン)、スープ(タス)、前菜(オードブル)、の順で置いていきます。その後パンザラ(パンをおくお皿)、バタベラ(バターを塗るもの)デザートフォーク、デザートスプーン、料理屋提供時間によってはスープのタスカップを先付けしたり、和善ならば、お箸と箸置きもつくことがあります。 

 一度ここでシルバーを大体のいちに置いているので、セットしていきます。

ここのセットが一番大事な作業になります。曲がっていたり、乱れているととても不快ですし、汚れていたりするものがあれば外していきます。

セットができてないと現場のスタッフに怒られますので、不安な時は近くにいる人のセットを見せてもらってからセットしましょう。 

 グラスセット 


 グラスも最初に飲むものが最後にセットされるように、赤ワイン、白ワイン、ビール(8たん、9たんが主流です、現場によってはゴブレグラスの場合もあります)

最後にシャンパングラス(フルートグラス。。縦に細長いグラス/クープグラス。。ヒラぺったいグラス/チューリップ。。名前の通りチューリップみたいなグラス)の順にセットします。

これも乾杯がシャンパンなのか、スパークリングワインなのか、ノンアルコールのドリンクなのか、ビールなのかによって変わります。 

 一通りできたら、席にプチギフトや、お土産をつけたり、名前の札を立てかけたり、お手紙がある場合はそこにセットしていきます(大体の会場はこちらはリーダーや担当者、営業さんがやられます)

その後に当日にはお花屋さんがお花をセットし完成です。 

 空き時間にグラス磨き 一日に同じ会場で大体は2件あることがおおいです。そのため1件目が終わると、夜のセッティングがあるので、1件目のクラスやシルバーをもう一度拭くこともあります。

現場によってはグラスの数が豊富なところもあるので、その場合はグラス磨きがない日もあります。しかし次の日など何かしらで必要なので、磨きます。

場所によってはゴム手袋をして磨く現場もあります。


汚れが落ちないのはお湯に少しだけ浸して磨くとピカピカになります。 


 ミーティング 


大体の場合ミーティングがあります。時間がなくてできない時もありますが、ここではアレルギー対応の列席者がいるかどうかなど重要なことを話します。


そのほか余興で何をやるのか時には列席者の中でサプライズで何かする場合があるのでそういう秘密なことなどもここで話します。現場によっては担当を決めることもあり、バーカウンターでドリンクを作る人になった場合は料理にはほとんど触れません。

ドリンク担当になった場合も優先的にワインやドリンクを運ぶので料理は触れません。 新郎新婦のご入場です!の時のドアあけをしたり、新郎新婦にスポットライトを当てる担当になったり、新郎新婦のお料理だしをすることがあるかもしれません。 


また、ご両親のご挨拶の時にご起立くださいと伝えに行く役割などもあります。一般宴席と違うのはこういった担当があることでしょうか。

スポットの担当などがある場合は自分の作業を一度やめて担当エリアに自分でその時間に行っていなくてはなりません。 


 お荷物お預かり 


 基本お荷物は会場でおあづかりします。会場によってホテルなどはホテルのクロークでお預かりするので配膳スタッフは手伝いに行くくらいですが、婚礼会場はそこで預かるので、配膳スタッフがクロークの受け渡しをすることもあります。 

 子どもメニュー対応 


 大体の会場で子どもが何人かいます。その場合子ども料理担当がつくこともあり、その担当の人は子供の料理のみを担当します。ただこの役割はリーダーに近い人がやることが多いです。 アレルギー担当も同じです。 


 椅子引き 


 会場に列席者のかたがいらっしゃったら「おめでとうございます」と声をかけ、椅子を引きます。お客さんがおかけになったらお土産の袋に列席札を入れ、足元左側におきます。

この時、しっかりテーブルの下に入れます。お料理を出す際に引っかかったり、お料理がかかってしまったり、足を引っ掛けて転んでしまうのを避けるためです。

会場によってはスープをチューリンサーピス(鍋のようなものを持ってレードル(おたま)でサーブすることがあり、お荷物が邪魔で入れにくいことがあるのでここは徹底します。

安全第一です。 乾杯までは乾杯酒を抜栓し待機します。ドア開け、スポット担当はここで動きがあります。 乾杯酒を注ぐ
一番最初に注ぐ人の様子をよく見てからゴーが出たら注ぎます。

注ぐ順番もある場合もあるので注意しましょう。大体新郎新婦に近いところから注ぎます。 

 お化粧皿を下げる 


 乾杯したらトーション(お皿の上に乗ってるふきん)をお客様に取っていただきお化粧皿を下げます。

そのお皿を洗い場ないしサイドなどにおきます。 前菜を提供
前菜を出します。説明ができる場合は説明をしますがほとんど時間がないので軽くお話ししたら「冷えているうちにお召し上がりください」などをかけ食べていただく。

お料理を順序よく召し上がってもらうことも大事です。時間になったら、空いているお皿を下げます。

ファーストドリンク提供


ここで少し時間ができるので、乾杯酒以外のお飲み物を提供します。瓶ビールやソフトドリンクなど。


スープを提供


スープをチューリンサービスまたは、ここ盛りでサービス。時間になったらお皿を下げます。


パンのサービス


お好きなものを取っていただく、もしくはこちらからお皿にサービスします。こちらはおかわりができますのでお皿はそのままにします。

*次のお料理がお魚なので白ワインを回ります。伺って入れる現場と、全員に注ぐ現場もあります。

お魚のお料理を提供


お魚のお料理をサービスします。下皿があるものや大きな器の場合もあります。タレがこぼれやすい場合もあるので注意しながら運びます。時間になったら下げます。
*次のお料理がお肉なので赤ワインを回ります。伺って入れる現場と、全員に注ぐ現場もあります。

お肉のお料理を提供

お肉のお料理をサービスします。お皿が熱い時があるのでトーションを当てて持ちましょう。
提供したら、食後のお飲み物コーヒー/紅茶を伺います。(現場によってはノンカフェインのハーブティや緑茶などもある)

デザートを提供


デザートをサービスします。お食事が終わっているようでしたらパン皿なども下げてテーブルの上を綺麗にします。

コーヒー/紅茶を提供

先ほど聞いたお飲み物をサービスします。カップを先に巻いてポットでサービスします。
ここまでいったら現場のリーダーに終了報告をします。

これで終わり!という感じはあるのですが次のパーティーの準備に入ります。たまに、二次会などもあり一日3件の日なんかもあったりします。

結婚式会場で働いて大変だったこと


足の疲れ


いかがでしたか?この一連聞いただけでも嫌だと思うかもしれません。慣れてしまえば意外とどおってことないのかもしれませんが最初のうちは本当に疲労がすごかったです。寝ても疲れが取れないほどでした。何より立ってる時間が長い仕事なので、足の疲れがすごかったです。
足が棒になります。サービス業全般んだと思いますが、心のストレスが、ふくらはぎにモロ出ます。なので、日によって足の重さが違う。。いつもマッサージ通ってました笑

人間関係


本当にこの疲労感も人間関係によって大きく変わります。現場によってはキッチンの方がものすごく怖いところもありますし、現場リーダーがうまく回る人だと現場の動きもスムーズなので疲労感が変わるんですよね。


失敗できない


私たちにとっては毎週の仕事ですが、新郎新婦にとっては一生に一度。失敗はできません。大きなクレームになってしまうこともあります。





まとめ


実は私が結構長く続いたお仕事がこちらの結婚式場での配膳業務でした。今思えば仕事内容はちゃんとやって入ればそんなに大変なおことではなかったです。ただ、気力と体力、人間関係の環境次第でした。又、人々の入れ替わりも激しいので一人変われば雰囲気も変わる。そういうところもありました。


よかった点の一つとして、土日だけでも20万位いっていました。たまに金曜日もあるので(主に土曜日の準備)多い時はもっともらっておりましたし、会社によっては給料も上げてくれるので、やりがいはありました。だけれど婚礼の裏側のドタバタ具合が嫌になって、その後ホテルでの配膳にうつりました。これもまた動きが違うので記事にしたいと思います。

今日は長々とご覧頂きましてありがとうございました。

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