【解き放つ】ブラックスワン「自分を解き放つ時」人の心を動かす。

2020/03/29

学び



Black Swan 



「ブラックスワン」が見れるのでドキドキしながら、観ました!ナタリーポートマン大好きなのですよ。この間も「ブルーベリーパイ」観ましたがすごくよかったです。


ブラックスワンって分類でいうと「サスペンス」に入るそうなのですが私、「サスペンス」「ホラー」は一切ダメな人なのでドキドキしながら観ましたが。すごかったです。


今日はそのことから学んだことについてお話ししていきます。








完璧を求めすぎるばかり...で起こったこと


私も小さいころからバレエをやっているのですごくわかることが多かったんです。しかも、「白鳥の湖」が一番好きなのでそれはそれはもぞもぞ反応する場面が沢山ありました。


ダンスの世界っていうのは色々ある世界です。これは今も昔も変わらないのではないかな。でも、特に「バレエ」の世界は独特な世界があるのですよね。


ナタリー演じる「ニナ」は、ずっとプリマで踊っていた「ベス」の「確実さ」「完璧さ」「魅力」がずっと羨ましかった。


ある時、歳的にもバレエ団を去ることになるがそれでバランスをとっていたのでしょう。ベスはバレエはできない体になってしまいます。

それを観たニナはどんどん気がおかしくなっていきます。「現実」と「夢」の区別がつかないのです。そう、「完璧」を求めすぎるために。。。

芸術家の精神のすれすれのライン


もし、病院へ行けば「精神病」とレッテルを貼られるのでしょう。だけど、世の偉大な「芸術家」というのは大体がこのあたりの精神病を持っています。


画家、ダンサー、監督、俳優なども「役」というものに「自分」が入りすぎてしまいおかしくなるのはよく聞く話ではないでしょうか?


この「生み出す力」「作り出す力」というのはすごく大きなエネルギーを使うのです。そして、人一倍の、「劣等感」「自己否定」を持っている表現者は沢山います。逆にそれらがないのは一流にはなれないのです。



とにかく「バレエ」で生きてきた。親の「期待」も親の果たせなかった「夢」も大きい「プレッシャー」となり何もかもが「限界」であった主人公「ニナ」とにかく「主役」を取るために夢中。主役を取るためならなんでもする。頑固さ。


そして、それ以外のことに対しては常に「ガード」「守り」がとても固い。相談する友達もいない。そして、友達の裏切り。それも、自分の「幻想」だった。



一つを知るには白と黒の二つが必要



レナは可愛いらしく「臆病」で「繊細」で「儚い」見た目は、白鳥にはぴったりバレエの技術的にも抜群に上手いし美貌も。何も不足していないように思う。なのに、黒鳥らしさがまるでない。と、オーディションで一度は落ちることになる。


そこで現れたのが仲良くなろうとしてくる新しく入ってきた「リリー」リリーにはニナにない「黒さ」がありそして、女としての「隙」があります。ニナは「真面目」すぎるところがあり
特に「自分でしっかりしないと」という思い込みと、「しっかりできていない」と思ってる思い込みで、知らぬ間に「自分を大切にできない」という行動に出てしまいます。


そして、大半は親と共依存の関係性。その親もまた何かに依存していて「自立」ができぬままなのです。



「感情」の圧抑を解き放つ時。



そしてニナは全て「自分との問題」だったと気づくのです。自分の中にあった「悪い」部分があるのにそこを「押し込めて」親に反抗しない。友達にも心を開かないで。ぎゅっと「感情」を圧抑した結果、、いい面である、白い「白鳥」の仮面で生きてきた。ずっと。だから「黒鳥ーブラックスワン」がどうしても踊れなかった。表現が乏しく、なりきれなかった。


トマの「君の道を塞ぐものは君自身だ。解き放て」の言葉、これが効いたのか?色々な感情が表に浮かんでくる。毒出しのように楽屋で何かを刺してしまう。今までの自分を全て変えるような。そんな現象。


その結果自分の中に溜まった「黒い部分」が表面化にブワーっと出てくることになる。ニナにも「ブラックスワン」を演じる素質は眠っていただけだった。そして素晴らしいスタンディングオベーションで幕を閉じる。



完璧だったわ。It perfect!



ニナは最後のシーンで「完璧。」と口にします。その後の取り方は色々な見方ができます。


だけど、彼女にとっては白と黒の両極を演じきることで自分の中で1つが「完成」したのです。「白しかない」「黒しかない」のではなく、世界には両極が存在している


どんなことにも
どんな面にも
どんなものにも
どんな人にも

両面を見たときにその一つを完璧に見たことになる。








まとめ


ずっと片面だけで生きていくと乏しくなり問題は「点」としてそこにずっとずっと存在してしまうことになる。物事を白や黒、光や闇の「両方」から見ることでその物事は、問題ではなくなるのだ。


完璧主義は、物事を拡大させることはなくどんどん「自分」を自分じゃなくさせていく。

そこをの可能性を広げた時人の心を動かし、感動させることができる。

バレエは喋ったり台詞がないからこそ「内側」を解き放さなければ見る人に何も伝わらない。感動は感情が動くとかく。自分を解き放ち自分自身を生きて生きたいものだ。






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